COVID & SEX (JA)
新型コロナウイルスが猛威を振るう時代、セックスを行う場面でも感染対策が求められています。決まった人としかしない、あるいは他人とのセックスを行わないことが提唱されていますが、誰もが禁欲できるわけではありません。
ここにあるヒントを参考にして、あなたとあなたのパートナーにとって最適なセックスライフの維持方法を見つけ、コロナ感染予防に取り組んでください。
セックス中の濃厚接触でコロナウイルスに感染する恐れがありますが、コロナウイルス自体は性感染症ではありません。カウパー腺液(ガマン汁)や精液、膣分泌液(マン汁)、腸液、アナル舐めからコロナに感染したという事例は報告されていません。
イラスト:ジョセフ・カイ JOSEPH KAI
コロナの実態や感染に関する情報は、研究で徐々に解明されてきています。日々変わる状況に対して、最新の情報を確認しましょう。また、エビデンスに基づいた信用できる情報源から情報収集しましょう。
遠隔セックス
[su_expand height="110" link_align="center"]セックスを安全かつ即座に楽しめる方法が、遠隔セックスです。電話セックス、カメラセックス、エロチャットなど、方法は様々です。人との接触がないので、コロナに感染する心配がありません。
電話やビデオ通話を使ったセックスを行う場合や、写真を送り合う場合は、身の安全に十分に注意してください。知らないうちに録画されている恐れがあります。顔は写さず、部屋の背景を加工するなどして、個人を特定されないようにしてください。
コロナ禍であろうがなかろうが、何をするにも相手の同意は必ず必要です。許可なしに相手の写真を撮ったり、動画を録画したりすることは違法行為で、許されることではありません。 [/su_expand]
マスクなどを着用して
[su_expand height="110" link_align="center"]外ではマスクを着けたり、手をよく洗ったりするという標準的な予防法もコロナ対策には効果的です。咳やくしゃみをするときは、必ず鼻と口をふさぎましょう。
また、たくさんの人が集まる場所には行かず、ソーシャルディスタンスを保つように心がけてください。[/su_expand]
体調が悪いときは我慢
[su_expand height="110" link_align="center"]あなたやあなたのパートナーの体調が悪いときは、セックスはお休みしましょう。発熱や咳、味覚/嗅覚の異常はコロナウイルスのよくある症状です。家でゆっくり休んで様子を見てください。
楽しいデートに穴を開けるのはもったいない気持ちはわかります。しかし体調が悪かったり、感染者との接触を自覚したりしている場合、他人との性的接触を避けることが新型コロナウイルスの感染拡大防止に繋がるのです。[/su_expand]
コンディションを整えよう
[su_expand height="130" link_align="center"]コロナ禍を機会に、HIVやその他の性感染症(STI)への対策を見直してはいかがでしょうか。検査を受けたり、PrEPの服用を再開したりするのもいいでしょう。早期に診断され、迅速な治療を受けることができます。
HIVやSTIの予防策と同じように、コロナの感染リスクを減らす対策を考えなければいけません。我々がセクシュアルヘルスから学んだこと。それは偏見を持ったり、レッテルを貼ったりすることは何も産み出さないということではないでしょうか。
この機会を使って、活用できる感染症予防の方法についてオープンに話し合い、互いにサポートし合い、正しい知識をつけましょう。「知は力なり」です。 [/su_expand]
セックスフレンドを見つけよう
[su_expand height="110" link_align="center"]自粛生活を機に、期間限定のセックスフレンドを作るのも感染予防のひとつの手です。一定の期間、セックスする相手を限定的にひとりだけに絞るのです。
何ヶ月も同じ人である必要はありません。月替わりで相手を変えても大丈夫です。
限定的なセフレを作る場合、相手ときちんとルールを決めることが重要です。どのような条件でセックスの関係を持つか、合意を反故にしたらどうなるかをクリアにしてからセックスを楽しみましょう。 [/su_expand]
即ヤリを控えて感染リスクを減らそう
接する人が多ければ多いほど、コロナの感染リスクは高まります。セックスをするならば、即ヤリを減らして、感染リスクも減らしましょう。
エロは楽しくクリエイティブに!
[su_expand height="90" link_align="center"]セックス中に肉体と肉体の接触を制限することも、感染予防になります。
覆面プレイやコスプレ(全身タイツやレザーなど)に興じたり、顔を離してセックスしたり。
実際お互いに触れずに、オナニーの見せ合いっこや、壁穴越しのセックスをするのも新鮮かもしれませんよ。 [/su_expand]
屋外で楽しむ
[su_expand height="130" link_align="center"]換気されていない密閉、密集、密接した場所ではコロナ感染リスクが高まります。
人が多く集まるシーン(密室での乱交など)は避け、代わりに新鮮な空気がある場所でのプレイを推奨します。ルーフトップなどの屋外なんていいですね。
※屋外プレイをするときは、安全が確保されたゲイ向けのハッテン場(サウナなどの屋上)を利用し、法に抵触しないで楽しんでください。[/su_expand]
心楽しく、いいセックスライフを!
[su_expand height="110" link_align="center"]コロナ禍でも親密さと快楽をエンジョイすることはできます。セックスはセルフケアの一種です。私たちは以前にも他のパンデミックを乗り切ってきました。そしてまた今回も乗り切ることができるでしょう。
セックス中の感染症リスクについて考えることは、何も新しいことではありません。情報を共有し、最新の情報を収集し、双方のコミュニケーションを大事にして過ごしましょう。 [/su_expand]